2017年04月12日

毛糸を送ってください!

IMG_0623.JPG かにた婦人の村は編み物が好きな方が多く、どこの寮に行っても編み棒や鈎針や毛糸がリビングに置かれています。昨年秋に入所された50代の女性も、手芸班でスタッフや仲間に教えてもらいながら、余暇にもずっと編物をしていて、そんなに根を詰めてやらないようにとスタッフから声掛けされるくらい一生懸命です。以前は後援会に大量の毛糸が送られてきたのですが、最近は量が少ないようで、入所者さんに使ってもらう毛糸が慢性的に不足している状態です。解いた毛糸、半端な毛糸、押し入れに眠っている毛糸、何でもいいので、「かにた婦人の村 施設長:五十嵐宛」で送っていただけると大変ありがたいです。沢山の色の毛糸の中から好きな色を選んで、絵を描くように編むことが、彼女たちのトラウマや心の引っ掛かりを癒す治療になります。バザーで売るような未使用の毛糸でなくて良いので、ぜひご協力願います。
posted by かにた婦人の村 at 14:55| Comment(0) | 告知

2017年03月31日

心の安定



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 最近入所された40代の、おそらく軽度の知的障がいがある方で、対人的に難しい場面があったり、自分の欲求がすぐに満たされないとイライラされて、担当スタッフがじっくり時間を割いて説得しないと、なかなか納得できない方がおられます。善悪の判断はできているのに、行動が伴わない面も見られ、それは自己肯定感や自尊心が低く「どうなってもかまわない」という自分を大事にしていない心理状態があるからだと推察されます。

 その方は、手芸が好きで、手芸をしている時間だけは「無心」の状態で集中して取り組んでいます。以前「刺し子」を教えてもらったことがあって、それは好きなようだ、と前の支援者からの申し送りがあったので、寄付物品のキットなどを用いて、取り組んでもらったのですが、すぐに完成してしまい物足りないということで、日中活動の担当スタッフが、インターネットから図案を拾っては布にフリクションペン(アイロンをかけると熱でインクが見えなくなります)で手書きで転写し、それに同色の糸を刺してもらうということを始めました。強く糸を引きすぎて布が引きつらないようにスタッフが声掛けをしながらですが、見事な作品を次々と完成させています。

 作品が溜まったら、バザーで販売する予定です。できれば、売り場に立ってもらって、自分の作品が誰かの手に渡る喜びを体験して頂きたいなと思っています。そのことで「自分にはできることがある、価値がある、そんな自分を大切にしたい」という思いを持ってもらえたらなあ、と思うのです。
posted by かにた婦人の村 at 09:46| Comment(0) | 日記

2017年03月02日

夢の計画




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 久方ぶりの更新です。かにた婦人の村の居住棟他建物の多くは、昭和40年の開設時のものを、途中大規模修繕はしておりますが、使い続けております。当時の居住施設の設置最低基準は一人当たり3.3uと狭いもので、限られた財源でしたので、その最低基準で建てており、物理的には、生活しにくい居住環境です。その分豊かな自然環境が補ってきた面があり、それほど入所者が不満を感じている訳ではないのですが、52年経ち、使用の限界です。全国各地の婦人保護施設が建替えられている中、かにたも法人内の検討委員会で、どのように施設を整備するか2年間検討してきました。

 この度、大体のイメージが固まり、写真のように模型化してみました。現在駐車場用地として使用している蟹田川河畔の敷地に、60名入所できる3階建の施設を建て、そこに風呂、食堂、医務室を集約します。引っ越しが終わったら、入浴棟、旧生活寮、食道を撤去し、20名が生活できる自立生活訓練棟を建て、地域生活移行への自立訓練段階の入所者に、グループホームのようなスタイルで生活して頂く棟とする予定です。

 現高齢者棟ユッカ寮も引き続き活用して、最大100名の方を、今まで通りお預かりできるようにしたいと考えております。
 また、性暴力等で深刻な心理的被害を受けた女性の中長期の支援の場として、食堂跡地に、別の建物を建てて、そのような女性が被害を回復して行けるような支援を提供する機能を、将来的に備えて行く構想も持っております。写真の左上の建物です。

 平成26年に、広島市の山裾地である安佐南区で発生した土砂災害を機に、国土交通省の調査があり、当施設も大雨時の危険地域に指定されました。そういう経緯で、建て替えが必至であることについては、国や都道府県の理解を頂き、相談をしているところですが、昔のような潤沢な国庫補助金の仕組みが無く、寄附のお願い等による自主財源の確保が大きな課題となります。入所者の安全・安心な環境作りのためには、建て替えは必ずやり遂げなけらばならない大仕事です。神様のご加護をお祈りしつつ、職員・利用者一同実現に向けて努力したいと思います。



posted by かにた婦人の村 at 19:33| Comment(0) | 告知